2010年04月21日

鳩山政権 末期症状 5月退陣説も(産経新聞)

 歴代政権の末期にみられた典型的な症状が、鳩山政権にも表れ始めた。首相周辺は19日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設先を週内に決定すると明言したものの、重要政策をめぐる政権の迷走はまだ続きそうだ。内閣支持率は低迷し、閣僚からは衆院解散権に踏み込む越権発言も飛び出すなど閣内の動揺は収まらない。発足当初の勢いは消え失速した鳩山政権。起死回生策が見当たらない中、5月退陣説も取りざたされ始めている。

 政権失速の最大要因である米軍普天間飛行場移設問題で、ついに足下からも「反乱」の声があがった。

 「(反対集会に集まった)1万5千人の民意を重く受け止める必要がある。正式な情報提供がない中で徳之島案なるものが報道され、大変遺憾だ」

 民主党鹿児島県連代表の川内博史衆院議員は19日、徳之島の半数を超える住民が集まった18日の移設反対集会を受けて首相と面会し、計画の「白紙撤回」を迫った。首相は「承った」とだけ答えた。

 首相は自らの手で事態を打開するため、近く徳之島に乗り込む考えだ。4月下旬から5月上旬の大型連休を利用した外国訪問も見送り、普天間問題の決着に専念する意向だという。

 だが、平野博文官房長官は首相の徳之島訪問を「時期尚早」として難色を示しており、首相とその女房役の意思統一すらままならない状況だ。首相周辺によると、政府は21日に基本政策閣僚委員会を開き、移設先を決める予定だというが、それが最終的な日米両政府間の合意となるかは不透明だ。

 重要政策の迷走が政権の命取りになった例は多い。安倍政権末期には、テロ対策特措法の延長問題で窮地に陥った。その後を継いだ福田政権も、衆参ねじれ国会の下、ガソリン税の暫定税率問題などで野党に振り回された。

 そして今、短命に終わった安倍、福田両政権にもあてはまったある法則が永田町で注目されている。「内閣支持率+政党支持率」が50%を切ると政権は退陣に追い込まれる−。自民党の青木幹雄前参院議員会長が唱えた説だ。

 18日放送のフジテレビ番組「新報道2001」の世論調査で鳩山政権の現状を検証すると、内閣支持率は28・6%で、今夏の参院選の投票先として民主党と答えたのが17・4%。その和は46・0%となり、青木説によれば「退陣は不可避」ということになる。

 不透明感を増す政権の行方。閣僚たちの発言も、政権末期特有のきな臭さを帯びてきた。

 仙谷由人国家戦略担当相は16日、参院選前に首相が退陣に追い込まれれば、「論理的には衆参ダブル選挙の可能性がある」と発言。これには、平野氏が19日、「全く論外だ。(衆院解散・総選挙という)首相自身が決める言葉を他の閣僚が言うべきではない」と不快感を表明した。

 「政権の先が見えてくると、閣僚も自分自身のことを考え、スタンドプレーに走りがちだ」と自民党のベテラン議員は指摘する。

 首相は周辺に「決して投げ出さない」と強気な姿勢を示しているという。ただ、普天間問題の混乱について、首相は「メディアがいろいろいろ動きすぎている」と責任転嫁した。歴代の短命政権と同じ過ちを鳩山首相も犯し始めている。

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2010年04月20日

警察庁長官 北九州の暴力排除「住民運動を全面支援」(毎日新聞)

 福岡県内で相次ぐ発砲事件を受け、北九州市を13日に訪問した警察庁の安藤隆春長官は福岡県警北九州地区暴力団犯罪捜査課で捜査員ら約120人を前にあいさつ。指定暴力団工藤会をめぐる地元住民の暴力排除活動について「盛り上がりに敬意を表しなければならない。住民の運動を警察は全面的に支援しなければならない」と訴えた。

 工藤会について「暴力排除活動に参加する住民や企業に、発砲などの極めて凶悪な犯行を繰り返す団体だ」と指弾。「今後の日本の暴力団対策、社会全体で暴力団を孤立化させていく運動の将来の成否が、北九州地区の暴力団対策にかかっている」と述べた。

 また、北橋健治市長との会談では「暴排活動の先頭に立つ市長の勇気ある行動に敬意を表します」と語り、活動を全面的に支援する考えを示した。北橋市長は「安心安全は市民の切なる願い。今後も市民と一緒に活動に取り組んでいきたい」と決意を述べ、容疑者の早期逮捕や市民の安全確保などを要望した。

 安藤長官はその後、北九州市戸畑区で記者団に対し、一連の発砲事件について「早期に検挙し、再発を防止することが警察に課せられた最大の使命だ」と述べた。

 福岡県内で発生した発砲事件は、08年まで5年連続で全国最多となった。昨年は4件で2位だったが、今年は12日現在、8件に上っている。北九州市では3月15日、工藤会の新事務所撤去を求める自治総連合会幹部宅が銃撃されている。

 安藤長官は13日午後から、指定暴力団道仁会の本部移転を住民運動で阻止した佐賀県みやき町も視察する。

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【大人の社会見学】造幣局 ハイテク機械と秘蔵貨幣にため息(産経新聞)

 普段何気なく使っている貨幣はどのように造られているのだろうか。そんな素朴な疑問を胸に、貨幣の製造などを行う独立行政法人造幣局(大阪市北区)の見学会に参加した。工場で全自動化された製造工程に驚いた後は、造幣博物館で貴重なコレクションを前に思わず嘆息。非日常感たっぷりの施設内をリポートする。(文・林佳代子)

 ◆1日で11億9千万円分

 造幣局は明治4年、偽造貨幣の流通など幕末期に乱れた貨幣制度を立て直すため、明治政府によって設立された。本局は大阪市にあるが、東京都と広島市に支局があり、それぞれ五百円〜一円までの6種類の貨幣を製造。ほかにも勲章や褒章など、多種多様な金属工芸品を手がけている。

 まず案内されたのは製造工場。広島支局で加工された板状の金属を丸く打ち抜き、機械で模様をつけて貨幣に仕上げた後、納入のために袋詰めにするまでの工程を見て回った。

 工場内はすべてオートメーション化されていて、ハイテク機械がずらりと並ぶ光景は圧巻のひと言。見学した日は主に五百円玉を造っており、機械の間を銀色に光る玉が次々にくぐり抜けていくのが見えた。

 とりわけ印象的だったのが、貨幣に模様付けをする「圧印」の工程だ。「五百円玉を1枚作るには、体重が80キロ近い人が1千人集まり、一斉に全体重をかけるほどの力が必要なんです」と案内役の山口志代さん(39)。それが、圧印機だと1分間に700枚以上製造できるというから、性能の高さには驚く。

 ちなみに、この日製造された五百円玉は実に238万枚で、金額に換算すると11億9千万円に及ぶ。貨幣が詰まった袋がひっきりなしに通り過ぎていくのを見ていたら、いささか現実感が遠のいた。

 ◆太閤さんが造った大判も

 続いて向かったのは造幣博物館。展示室では、造幣局の成り立ちのほか、古代から現代に至るまでの国内外の貨幣の歴史を紹介しており、約4千点のコレクションを見ることができる。

 間もなく、昭和10年に大川(旧淀川)で偶然発見され、大阪城が落城した際の遺物とされる「竹流金」に目が留まった。金の含有量が73%と高純度を誇り、菊や桐の模様も繊細で美しい。実物は造幣局にしかないという貴重な品だ。

 ほかに豊臣秀吉が造った貨幣史上最も豪華とされる「天正菱大判」や、長さが17.5センチもある世界最大級の貨幣「天正長大判」も見どころ。材料の調達が困難だった戦時中に瀬戸物で造ったという“幻の貨幣”や、世界のユニークな貨幣も多数展示されており、時間を忘れて見入ってしまった。

 ◆貨幣の重さを実感

 展示室を抜けると最後は体験コーナーへ。慶長小判が1千枚入っていたといわれる千両箱や、日本銀行に納入される際の貨幣が入った袋(中身はレプリカ)が用意され、実際にその重さを確かめることができる。

 五百円硬貨が2千枚入った布袋を持ち上げてみたが、約14キロもあって両手でもなかなか持ち上がらない。やはり100万円は重かった…。

 最後に、博物館を案内してくれた塩川幸男さん(64)に、ずっと気になっていたことを聞いてみた。一円を造るのに原価はいくらかかるのですか?

 「具体的には言えませんが、たとえ一円でも造るのには相当な労力がかかります。多くの人に造幣局に見学に来てもらって、貨幣を大切に扱う心を学んでほしいですね」

 一円を笑う者は一円に泣く−。そんな教訓を学ぶためにも、造幣局見学をおすすめしたい。

                   ◇

 ■造幣局(本局) 大阪市北区天満1の1の79。施設見学は毎週月〜金曜日(祝日・年末年始、桜の通り抜け期間中などは除く)、所要時間は約1時間半。10日前までに予約が必要。予約、問い合わせは広報室事業案内担当TEL06・6351・6150(平日午前9〜午後5時)。

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posted by イワキリ カネハル at 01:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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